「CNのライブで目をつぶってギター弾いてると、たま~に・・・たま~~にですけどね、皆さんがそこにいるのを忘れることがあって・・・」
こんなことをさらっと言ってしまえるのがイ・ジョンヒョンのキャラクターであり、それを「ひど~い!」と言いながら爆笑してしまうのが、彼のファンだ。ヨンファのソロコンサートには参加したことはないが、CNBLUEのライブ、ミンヒョクのファンミーティングに比べて、ファン層もどことなく「さっぱりしてる」雰囲気の人が多い感じがした。
8月に行われたイ・ジョンヒョンのソロコンサート、「Welcome to SPARKLING NIGHT」。7月に発売されたソロアルバムを受けての1stソロコンサートだったのだが、当のジョンヒョンが活動自粛状態になってしまい、プロモーションも中途半端なまま開催された、という印象だった。だが実際コンサートは大盛況で、ファンと共に楽しみ、作り上げたステージになった。その盛況ぶりを受けての今回のアンコールコンサートの開催となった。
LIVEの3日前、「風邪をひいた」と点滴をしている動画をインスタグラムに投稿したジョンヒョン。出だしは少し声が出にくい感じがして、時々咳をするシーンもあったが、それほど不調は感じられず、むしろ歌って、しゃべって、笑っているうちに不調を吹き飛ばした感があった。
セットリストは基本的には夏のコンサートと変わらないが、クリスマスということもあって、予想通り(?)中盤、クリスマスソングメドレーを披露。「みなさんにも一緒に歌ってほしいですけど、ちょっと難しいと思います。僕も大変だったんで」とジャズアレンジで「Santa Claus is coming to town」「Jingle Bell」「White Christmas」を楽しくまたしっとりと歌い上げた。
さらにファンを喜ばせたのはCNBLUEの最新アルバム『EUPHORIA』の収録曲、「Be OK」と「Blessed」がセットリストに加わったこと。これらを含め、CNBLUEの曲をジョンヒョンひとりで歌いきることで、違和感ではなく曲の新しい魅力を知ることができて、ソロコンサートならではの楽しさを感じた。
CNBLUEのコンサートでも「FOXY」の掛け声などを散々練習させられるのに慣れてきた(?)ファンだが、今回の「Starlit Night」の練習はさらに過酷に。
最前列のファンにマイクを向けて「歌って」と言ったかと思えば「ヘタ」「全然ダメ」「まだまだ」とマイクを持って次々と移動しては歌わせて・・・歌ったファンを擁護すれば「Starlit Night」のサビの出だしは、女性が歌うには低い音なので音程が取りにくいし、声も出にくい。・・・なんてことはジョンヒョンは分かっていない(分かってもらえない)ので、「もっと」「声が小さい」と「要求」。最後は満面の笑みで返してくれたが、心の底から満足したのかどうか・・・?
アンコールで登場した時も「声が小さい」と、いつもの''お言葉''。ファンはむきになって(?)さらに大声で「イ・ジョンヒョン!」コール。その他にも大声で叫んだファンに「さっきの大声で歌って」「むり~!」と会話をしたり、ソロコンサートでありながらファンミーティングのような親しみやすさがあって、ジョンヒョンらしいな、と感じられるコンサートだった。
「来年もまたやりますから、遊びに来てください」の言葉の通り、今後のソロ活動にも期待したい。今回、ギターを持ったのがダブルアンコールの「a.ri.ga.tou」だけだったのが、少し残念だったので、次回はぜひもっとギターを持って「ギタリスト&ボーカリスト」としての魅力を見せて欲しいと思った。
(Written by Yuki.A)
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