4月28日放送のKBS『ミュージックバンク』でLABOUMの「Hwi Hwi」が1位を獲得、2014年8月のデビュー以来初の音楽番組ランキング1位に輝いた。
だが、他のランキングを含め、1位どころか候補にも挙がったことがなかったLABOUMが、1位確実と見られていた対抗候補であるIUに勝ったことにネットでは「意図的な操作があったのでは」という疑念の書き込みが広がり、事務所がコメントを出すに至った。
「ミュージックバンク」ではメンバーのソルビンがMCを務めていることもあり、他局の番組に比べれば有利、ということもあるが、これまでに比べてCDの売り上げが破格的に多いということが1位の決め手になったが、このことが更に疑惑を生む原因となった。
これに対し所属事務所のグローバルHメディアがコメントを出し「広告モデルを務める大手ブランドのプロモーションイベントで配布するため流通会社を通じて正当なルートで入手した」と明かした。またこの件については情報解禁前の為、詳細(広告主など)が明かせないこともコメント。
また、この疑惑に対し、LABOUMやメンバーのSNSに悪質な書き込みが相次いだことに関しては法的処置をすすめることも述べた。
この「プロモーションのために事務所が購入」したCDの売り上げは「操作」に当たらないのか?という新たな議論も沸いているが、今回のミュージックバンクの順位に関しては問題にされてはいない。
今回は疑惑が沸いたことで、事務所がコメントすることになったが、もしかすると過去にもこういう例があったのでは?という気もしてくる。
LABOUMはいわゆる小規模事務所の所属。プロモーションも大手事務所にように潤沢な資金を使えるグループではない。今回の「Hwi Hwi」のミュージックビデオも「Makestar」というファンが直接資金を集めて応援するプログラムによって製作されている(参加者名がMVの最後に表示されている)。
2015年12月にリリースした「AALOW AALOW」以来、ほぼ休まず活動を続けて来たLABOUM。大手ブランドのモデルに採用された、ということは人気が認められたということの証拠。ここでなんとしても1位を獲得して、注目を集めたい、と思った事務所側に邪念はなかったと信じたい。
1位発表の瞬間は、はしゃぐこともなく、静かに涙を流していたメンバーと、冷静にコメントしていたユジョンの姿が心に沁みた。どうかこの美しい涙が汚されることのないように、と祈るばかりだ。
(Written by Yuki.A)
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