ジョン・ヨンファ「幸せな20代」をファンに感謝!ソロコンサートを大阪からスタート! 『JUNG YONGHWA JAPAN CONCERT 2017 “Summer Calling”』

8月22日、ジョン・ヨンファは日本でのソロコンサートをスタートさせた。奇しくも、ちょうど2ヵ月前の6月22日には、同じ大阪で彼がリーダーを務めるCNBLUEのSPRING LIVEの最終日を迎えている。この日はヨンファの誕生日で、韓国年齢29歳となった。


大阪会場は、大阪フェスティバルホール。ここは、ミュージカルやオーケストラのコンサートが行われることが多い場所ということで、ヨンファはこれを踏まえて、ブラックスーツで登場したのだと話している。が、それだけではないのではないかと感じられるものがあった。

日本会場でのヨンファのスーツ姿は非常に、珍しい。韓国メディアではよく見かけるが、日本での活動時はTシャツにジーンズなどのカジュアルなスタイルが多い。これだけでも、かなりの特別感があることがわかる。これはいつもと違うという宣言にも感じられた。これから、始まるのだという意気込みだ。

実際、ヨンファは非常に緊張していたと何度も話している。CNBLUEとしては、メジャーデビュー7年の彼も、ソロ歌手ジョン・ヨンファとしては、本人言うところの新人歌手。「昨日からずっと緊張していて、何も食べられなかった。デビューの時もすごく緊張したけれど、ご飯は食べていた」としているくらいだ。


韓国でのCNBLUEのカムバック、韓国・日本でのソロ活動の準備、アジアツアー、日本のSPRING LIVEツアー、韓国でのソロ活動、日本でのソロ活動・・・といった多忙のなか、彼はずっと、期待以上のものを観客に見せて来ている。SNS上ではその忙しさを心配する声を幾度となく見たが、「僕は大丈夫です」ときっぱりと言い、笑顔を見せる。

バンドマンではなく、ボーカリストのヨンファ。1回目のソロ活動の時には自分の楽曲だけで足りずに、他の歌手のカバー曲を織り交ぜた構成となったが、今回はすべて自分の曲での公演となり、新旧を上手く配置したヨンファならではの優しく、楽しく、柔らかく、強く、熱い約2時間半のステージとなった。


衣装替えでは、スーツから一転、てろてろの派手なシャツにダメージジーンズで登場し、見た目でも楽しませた。

MCでは、日本語の勉強をしなおしてきたと言い、ひとりで多くの話題で盛り上げてくれた。

「なるほど」と「・・だよね」は日本語が上手に聞こえると思うと、使用例の寸劇を演じ、日本のスタッフさんがよく言っている言葉だと、「あざーす」と絶妙な空気感で笑わせてくれた。ステージから客席が近く、ひとりひとりがよく見えることから、前列にいた少年に話しかけていっしょに振付をたのしんだり、中学生の少女に話しかけ、それに感激し泣き出した少女には何度となく「泣かないで」と優しく声をかけた。


また、今回の日本のアルバムにも日本語の歌が入っていないということもあって、CNBLUEの日本語曲を持ち出し、ジョンヒョンのパートになるとCNBLUEのライブ同様に「ジョンヒョン!」と呼びかけ、それをエアギターと歌のモノマネ付きで楽しませている。

29歳という年齢を考えると、目の前に迫って来ているものに対して、今何をすべきなのか、どう過ごしていくのかということだけではなく、今までいろいろあったからこその今まで積み上げてきた努力の蓄積からの最高のステージを披露している、という自信。その圧巻の歌唱力と共に、ボーカリストヨンファの姿を、はっきりと示してくれた。そして、なによりも観客を「幸せな時間」で満たしてくれたのは間違いない。


「僕の20代は、幸せでした。皆さんがいてくれたから」

ジョン・ヨンファのソロコンサートは、このあと8月29日、31日の3日間を神奈川・横

浜で3公演、追加公演として9月9日~10日に千葉・幕張メッセ、10月7日~8日に兵庫・神戸ワールド記念ホールでの開催が続く。




8月22日 ソロコンサート初日をもとにレポートしたものです。

written by  Y


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