韓国国防部、2020年11月入隊者から軍服務期間を18ヶ月にする案を推進。

3日、韓国メディアは、ムン・ジェイン大統領の進める軍服務期間の短縮を推進するうえで、2020年11月入隊者から服務期間を18ヶ月(陸軍基準)で調整していると伝えた。


国防部の関係者の話としてムン大統領の任期が終わる2022年5月までに除隊する兵士の服務期間を18か月にするため、2020年11月入隊者から適用されることになると伝えられている。国防部は今月中旬にこの内容の服務期間の短縮案を含む「国防改革2.0(案)」をムン大統領に報告する計画である。


服務期間の短縮は、段階的に行われる。2020年11月入隊者から服務期間18か月にするために、今後2年半の間に服務期間を順次減らしていく。今後の30ヶ月間で、90日を減らさなければならないため、1か月あたり3日ずつ新たに入隊する兵士の服務期間を減らして行くことになる。


服務期間の短縮は現在服務中の兵士にも適用される。残り服務期間を考慮して全体の期間が減るため、現役兵士の除隊日も繰り上げられる。また陸軍よりも長い海軍(23ヶ月)と空軍(24ヶ月)の兵士についても公平に減らす案も推進されるだろうと報じられている。


先日、ムン大統領とキム・ジョンウン北朝鮮国務委員長が署名した「板門店宣言」を契機に朝鮮半島の非核化と平和体制の構築が揺らぐことなく進めば、服務期間の短縮も順調に推進される可能性が大きい。

しかし今月末開催予定の北米サミットなど、北朝鮮の核交渉が円滑でない場合は、戦闘力の低下をもたらすとの懸念などにより、服務期間の短縮にも影響を及ぼす可能性もあると予測されている。


(写真:現在陸軍第9師団の助教として服務中の2PMテギョン)





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