8月から入隊延期関連制度改正。チャン・グンソクはいつ入隊するのか?「韓流」は韓国を代表する「芸術」とみなされない現制度とは?

今年韓国年齢で32歳になったチャン・グンソクの軍入隊問題が公論化され、芸能人の兵役問題への関心がさらに高まっている。最近兵務庁が入隊延期関連制度を改正し、芸能人の入隊時期が以前と変わったことによる影響である。


チャン・グンソク側は2日「一部のメディアで報道された19日入隊は事実でない。正確な入隊日程については、すぐに正式に発表する」と明らかにした。これに先立ちあるメディアは「チャン・グンソクが19日、陸軍訓練所に入所して4週間の軍事訓練を受ける。身体検査4級判定を受けたチャン・グンソクが、社会奉仕要因として代替服務をする予定だ」と報道した。

チャン・グンソクは1987年生まれで今年満31歳。同い年のイ・スンギ、チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)はすでに除隊後の活動を始めており、イ・ミンホ、チュウォン、チ・チャンウクらは兵役中である。チャン・グンソクがここまで軍入隊を先送りする特別な理由についても明らかにされていない。


国内居住者の場合、入隊の年齢の超過基準は満35歳で、現行の現役法71条の規定により兵役判定検査、再兵役判定検査、確認身体検査、現役兵入営または社会服務要員召集義務は、36歳から免除される。しかし、チャン・グンソクのように30歳を過ぎて軍入隊を先送りする事例は、今後芸能界で見るのは難しい見通しだ。兵務庁は去る5月末に現役兵入営延期と国外旅行許可制度の改正を発表したからだ。

従来は満25〜27歳の兵役未修者について1回1年以内の回数に制限なく国外旅行を許可してきた。しかし、兵務庁によると、今年8月から1回に6ヶ月以内5回まで許可される。10日に満たない国外活動を理由に1年国外旅行許可を受けて、これを入隊延期の手段として悪用するいくつかの芸能人、スポーツ選手を狙ったものである。


1989年生まれのHighlightのメンバー、ユン・ドゥジュンが6月初め、ベトナムとタイ、バンコクのスケジュールに参加する予定だったことも、1年の国外旅行許可を受けるためのものでは、という疑惑が提起された。やはり1989年生まれのINFINITEのソンギュは5月14日、現役入隊し、その翌日開催されたモスクワのイベントには参加しなかったが、INIFINITEはこの『ロシア韓流博覧会』の広報大使を務めていたこともあり、入隊時期延期のためでは、と疑惑をもたれた。


すでに報道されているように、今後は満28歳以上の兵役未修者が▲大学院進学▲兄弟同時現役兵服務▲民間資格試験受験▲地域と機関の広報大使活動などを理由に入隊延期ができない。これにより、28歳以上の芸能人などが大学院進学や機関の広報大使に任命、国外旅行許可などを理由に入隊を長期的に延期することは事実上不可能になった。芸能人やスポーツ選手などは、これまで、上記の理由を用いて兵役を延期し、外国を行き来しながら自由に活動している場合が多かった。


今年初め、CNBLUEのジョン・ヨンファ、BIGBANGのG-DRAGONが大学院に進学したのも入隊延期のための「トリック」ではないかという議論が持ち上がったことがある。これまでは約370日間、入隊の日付を延期することができたが、今後は原則として不可能となる。


しかし、兵務庁が入隊延期関連制度を改正した後、芸能界では、韓流スターの海外活動に悪影響を与える可能性があるという反発の声も出ている。ある関係者は「KPOP、ドラマなど韓流を導く男性大衆文化芸術の中に満25〜27歳の男性が多い。兵役法改正により、突然の海外公演参加が難しいとか、突然入隊しなければならない状況が発生する可能性が出る」という懸念を示した。

このため、一部では、兵務庁が1973年から運営している「芸術体育要員」制度の男性大衆文化芸術も編入させるべきではという主張を広げている。国際音楽コンテスト、国内外の舞踊コンテストで受賞した芸術について兵役恩恵の規定がある。現在の芸術要員に編入が可能な大会は48大会119個部門に至る。しかし「韓流」といわれる大衆文化芸術分野は、ここに編入されていない。

ある所属事務所の関係者は「軍服務しなければならない期間中の活動に稼いだ収入を社会に還元するなど、現実的な案も検討してみる必要がある」と述べているが、状況はまだまだ不透明な状態だ。

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