CNBLUEジョン・ヨンファは10月7日でデビュー9周年を迎える。では、9年前の10月7日になにがあったのか。
2009年10月7日は、韓国SBSでドラマ『美男<イケメン>ですね』の放送が始まった日なのだ。ヨンファは、このドラマで準主役のカン・シヌという役で芸能界へデビューした。歌手よりも、俳優が先だったのだ。
ヨンファはA.N.JELLという劇中のアイドルバンドのメンバーでギタリスト兼ラッパー、このグループのリーダーでメインボーカルのファン・テギョン役は、チャン・グンソクだ。ドラマーはFTISLANDのイ・ホンギで、新加入メンバーは女優のパク・シネという今となっては、豪華な韓流スター勢ぞろいのバンドだった。
当時、インディーズバンドとして日本で活動していたCNBLUE、ヨンファは全くの無名の新人、演技では苦労したという。『美男<イケメン>ですね』は、本放送でこそ視聴率は振るわなかったが、その後のインターネットを通じた動画やレンタルビデオで、その人気はアジア圏に大きく広がる。特に、ヨンファの演じたカン・シヌはヒロインを見守り続ける騎士とでもいう役回りで、「第二の男症候群」を生み出し、ヨンファの切なげな眼と表情は、多くの女性のハートを鷲掴みにした。当然、続編を望む声は、当時から根強くあったのだが、なかなか実現しなかった。
ところが、昨年12月に期間限定ではあったが、A.N.JELLが復活を遂げる。12月16日~17日に千葉・幕張メッセで開かれたFNC KINGDOMがその場所だった。FTISLAND
のイ・ホンギと共にステージに上がったヨンファは、A.N.JELLの持ち歌である『約束』と『Still』を歌い、カン・シヌとの8年ぶりの再会を果たしている。
このステージは、彼にとって相当に楽しかったようで「A.N.JELLで東京ドーム公演」という話が飛び出し、その後の20日~21日に横浜で行われたソロコンサートでも、「KINGDOMで、シヌさんに会えた」「シヌさんは、かっこいい。僕もああなりたい」などと話したという。2017年を締めくくったのは、『美男<イケメン>ですね』だったといってもいいくらいの大きな話題となった。
ヨンファが2018年3月に入隊したため、このKINGDOMでのライブがCNBLUEとしては入隊前最後のライブとなった。ヨンファは、CNBLUEとA.N.JELLのふたつのバンドのステージをファンの胸の中に置いて行った。今年もやって来る10月7日という日は、ヨンファとわたしたちがカン・シヌというキャラクターを通じて繋がりあう大切な日だ。今年9周年を迎え、来るべき来年の10周年を祝う頃には彼が私たちの前に戻って来るのが見える時期となっている。そう思うと今年の記念日は、切なくも期待に満ち溢れたものとなっているのではないか。『美男<イケメン>ですね』というドラマがあったからこその、ヨンファとの出会いに、今日は感謝を捧げたい。
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