21日に放送されたSBSの『タンタラ』2話でハヌル(カン・ミンヒョク)がシン・ソクホ(チソン)の度重なる説得の末、タンタラバンドを結成して最初のオーディションに臨む姿が描かれた。
ハヌルとジュリアード音楽院出身のギタリストカイル(コンミョン)の2人はオーディションのステージに立ち、ハヌルはキム・スチョルの「まだ咲かない花一輪」を歌った。
歌い始めて以前同じ場面で姉のグリン(ヘリ)が両親の交通事故を知らせに来たことを思い出し、声が止まってしまうが、今度は笑顔で彼のステージを見に来たグリンの姿をみつけると意を決したように歌い始めた。
「やせこけた上に葉は一枚、月の光さえ隠れて孤独が増す」「一晩中新しい声に疲れてしまって葉さえ落ちるかな」「まだ咲かない一輪の花 咲かせなさい」という歌詞が亡くなった両親への想い、歌への情熱を代弁する一節だった。
この「まだ咲かない花一輪」はキム・スチョルという歌手が1983年に発表した曲。70年代後半「小さな巨人」というバンドでデビュー。その後ソロで活動したほか、1988年のソウル五輪、2002年のワールドカップサッカーの式典で音楽監督を務めるなど、韓国の国民的音楽家のひとりである。
再起をめざすソクホ、歌手への夢の実現に踏み出したハヌル、そしてグリンが出会った『タンタラ』。毎週水木曜日、韓国SBSで午後10時から放送されている。
(写真:SBSドラマ『タンタラ』より)
0コメント