CNBLUE、2年ぶりの福岡!「CNBLUE 5th ANNIVERSARY ARENA TOUR 2016 Our Glory Days」参加レポ

「今回のツアーの中で、ここ福岡がいちばん小さい会場です。距離が近いのでみなさんの楽しんでもらっている顔がよく見えます。楽しんでますね!」


ヨンファが本当に楽しんでいた。嬉しかったに違いない。気持ちが溢れて、思わずステージを駆け下りてしまったくらいだ。

最初は、久しぶりのライブにファンも緊張していたようだ。ひとり、ふたりとリードするように開演前に拍手が始まり、次第に会場全体を巻き込んでいくなかに、CNBLUEが登場した。1曲目は、日本メジャーデビュー5周年を飾るツアーらしく、デビュー曲として鮮烈な印象のある「IN MY HEAD」だ。この曲にはつきものの火球がぼんぼん燃え上がるとまるで、いきなり彼らが手を伸ばしてきて、引き寄せられたような感覚。CNBLUEが、福岡に来てくれた!という現実に、一気に会場中が熱気を帯びた瞬間だった。


ヨンファには最初は、客席が大人しく遠慮がちだったように見えたようで、何度も「楽しいですか?」との問いかけが発せられていたが、サブステージへと走り出て、客席の笑顔が見えた瞬間に、彼は悟ったらしい。「楽しんでますね!」


ヨンファは、コメントで「感無量です」という言葉をよく使う。が、「今回のツアーでは使わないでおこうと思っていた感無量を福岡で初めて言います」としている。2年ぶりで、1日のみの公演。CNBLUEとファンとの気持ちが溶け合ったと言ったら、言い過ぎだろうか。


今回のツアーは初日の11月2日幕張メッセの会場でヨンファが感極まって泣き出したということから始まっている。6月末の突然の報道により活動は自粛。CNBLUEとしての露出が無くなった。8月に日本でのソロを果たしたジョンヒョンもそうだったが、言葉にするのは辛すぎる日々だったのは間違いない。ステージがあり、ファンが待っていてくれる。いっしょに音楽を楽しむことができるということが、彼らをどんなに勇気づけたのかがこのツアーの持つ意味にまでなったようだ。こう、ジョンシンは言った。


「いつも来てくれる人も、来れない人もネットで応援してくれる人も、みんなの気持ちわかっています」


CNBLUEといえば、最近のお楽しみにメンバーのダンスがある。今年のSPRING LIVEでもそうだったが、今回は名古屋公演から始まった「本当に」「たの~し~」ダンスがある。名古屋でのメンバーのお礼の集合写真にあったあのポーズだ。ヨンファは相当にお気に入りの様子で、何度も繰り返し、アナザーバージョンへと展開し、「ヨンファは」「「かわ~い~」「ジョンヒョンは」「こ~わ~い~」そしてジョンヒョンが乱入して「ジョンシンは」「だ~さ~い」とジョンシンの被っていた帽子を外す。帽子のために髪の毛がぺったんこになっていたわけだ。


メンバーのいちゃこらシーンもファンを喜ばせるのだが、今回は前日のファンイベントにて行われた占いで、ヨンファとジョンシンの関係が「ジョンシンがヨンファにエネルギーを与え、受け取ったヨンファがまたそれをジョンシンへ返すという」ものだった。ジョンシンが「僕は充電器?」と表現していて面白い。ジョンシンの腕の下に潜り込んで肩を抱かれるように体をもたれかかるヨンファに、またファンが沸く。それに比べて、ずっと凹みっぱなしのジョンヒョン。どこの会場での占いも結果が良くない。3年は辛いだとか、泥水を飲むだとか。これが、そのままライブ終了後の集合写真のヨンファとジョンシンのラブラブ&ジョンヒョンのうなだれがちの上目遣いに繋がっている。もちろん、ファンサービス。


「僕の福岡~福岡福岡福岡福岡」「ばり、好いとうーよ」ヨンファが歌う。

絶好調で突っ走るヨンファのストッパー役のジョンヒョンが、風邪をひいていて本調子ではなかったために、やや暴走気味だった感はあるが、それもまた2年分と思えばラッキーとも言える。


風邪をひいていても、ジョンヒョンの前髪を振り乱してギターをかき鳴らす姿はセクシーそのもの。ヨンファ、ジョンヒョン、ジョンシンの3人がサブステージに出てきてのシーンは輝いていた。

「福岡ありがとう!また会いましょうよんっ」

約束を胸に、CNBLUEはツアー最終公演11月29日~30日の東京・武道館へと進む。


(写真:福岡会場にて撮影&CNBLUE 公式LINE)

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