FNCエンターテインメントのアーティストが一堂に会する「FNC Kingdom」。今年の開催で既に4回目となり、ファンにとっても年末の恒例行事になってきた感もある。 また今年はJUNIELの移籍、SF9のデビューもあってメンバーにも変化があり、構成やコラボにも期待が集まっていた。
今回のテーマは「CREEPY NIGHTS」。不気味な館に閉じ込められた魔女がグループに仲違いをさせる魔法をかけた、というストーリーでステージが勧められた。
オープニングはCNBLUEヨンファ、FTISLANDジョンフン、2人のリーダーによるピアノデュオからスタート。 白のスーツで白いピアノを弾くヨンファと、黒のスーツで黒いピアノを弾くジョンフン。音を重ね、時には競い合うような2人の演奏にこれから始まる競演に期待が高まる。
各メンバーはT字型に作られた花道の両端から黒マントを被って登場。炎の上がる中央でフードを脱いで、メインステージへ。ヨンファ、FTISLANDホンギの挨拶の後、SF9からパフォーマンスステージが始まった。
ステージ構成は例年通り各グループのパフォーマンスの間にソロステージが入るもの。今年はSF9の参加もあり、華やかさが増した感はあったが、正直目新しさはあまり感じられなかった。 また、公式SNSで予告されていたCNBLUEミンヒョクの「タンタラバンド」のステージと、去年のKingdomではソロステージを披露したFTISLANDジェジンのステージがなく、期待していたファンも多かっただけに少し残念に思った。
エンディングは、メンバーが自分のグループのTシャツを着て登場。「電車ごっこ」のようにつながって出てきたり、CNBLUEのミンヒョク、FTISLANDのミンファン、ジェジンは、メインステージから花道に向かうスロープででんぐり返し。SF9のチャニは自撮り棒につけたスマホを持って登場。この映像は動画サイトのVライブを通じて公開された。そしてAOAのリーダージミンは、CNBLUEのジョンヒョンに肩車されて「女王様」のように登場。さすがに会場にざわめきが・・・
極めつけは最後に登場したヨンファとホンギ。Tシャツを着て、それぞれのタオルを被って登場し、ステージ中央のスクリーンの前で後ろ向きに立ち、振り返ると・・・
CNBLUEのTシャツを着て、タオルを被っていたのがホンギで、FTISLANDのタオルを被り、Tシャツを着ていたのがヨンファ、というサプライズ。
FNCを支えてきた2人の最高の笑顔で今年のKingdomの幕が降ろされた。
高額なチケット代や会場の問題、ステージ構成など、改善してほしいと思う点は多々あるが、4回続けて開催されているのが日本だけだと思うと、意義深い。また年1回のイベントということでファンの交流の場にもなっていて、それを楽しみにしているファンも多い。
今後継続して開催され、さらに多くのファンを呼ぼうと思うのであれば、製作側も努力が必要だと思う。「フェス」を謳うのであれば、物販の方法に工夫も必要だし(事前予約や通販など)、フードエリアの設置なども検討してほしい。
アーティスト、オーディエンス、両方が笑顔で1年を終える、そして「年末はKingdomで終わらないと」そう思えるイベントになって行ってほしいと願っている。
各ステージのレポは続いてお伝えします!
(Texted by Yuki.A)
(Photo: FNC Music Japan 公式Twitter)
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