FNC Kingdom in JAPAN 2016~CREEPY NIGHTS 参加レポ ④ FTISLAND&ホンギ、ジョンフンソロステージ編

ホンギソロステージ

2日目、FTISLANDのメンバーで最初にステージに登場したのはホンギ。ちょうど1年前にリリースしたソロアルバム『AM302』のリード曲、「モノローグ」を熱唱。SF9のステージで熱くなった会場を一気に冬の雰囲気に。2曲めは打って変わって楽しい「ノレる」曲、「Kings for a day」。SF9のメンバー、ロウンとテヤンを引き連れてノリノリのステージを見せる。この曲は昨年行われたソロコンサートの中でもゲストのJAMILと共に会場が大盛り上がりになった曲。SF9の2人もホンギのリードで軽快に歌い踊る楽しいステージとなった。

ところで、SF9の2人を紹介するMCでのこと。当然の流れで(?)ロウンの身長に話が及び、ロウンが「188(センチ)」というと「おれより15センチも!」(えっ?)と話すホンギ。「上からおれを見下ろす気分はどうだ?」とも。日本語のおぼつかない2人を上手くリードするMCがホンギらしい。いつもはやんちゃが売りのホンギだが、後輩たちと一緒だとちゃんと「いい兄貴」に見えるから不思議だ。


ジョンフンソロステージ

次にソロステージに登場したのはジョンフン。春に行われたファンミーティングで大好評だった浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」を三線を弾きながら熱唱。FNC Kingdom では初めてソロステージに立ったジョンフン、FTISLANDのファン以外にはジョンフンがソロボーカルでステージを務める、というのは少し意外だったかもしれない。しかし最近ではFTISLANDのライブでもバラード曲でボーカルを披露することの多いジョンフンにこの曲は最高の選曲。メロディといい、歌詞といい、ジョンフンの持ち歌にしてもいいほど似合ってると思う。ソロアルバムを出すことがあればぜひトラックリストに加えて欲しい。


FTISLANDステージ

今年のFNC Kingdom のステージを締めくくったFTISLAND。24日にホンギのソロファンミーティングを控えているが、FTISLANDとしては、このステージが今年最後のライブとなった。


ソロステージがあったホンギ、ジョンフン以外のメンバーはオープニングから3時間近く経っての登場で、「ずっと寝てた」というスンヒョン、今韓国で放送されているドラマ(コン・ユ主演の『鬼』)を見ていたというジェジンは「面白いから見て」と。そしてミンファンは「ずっと食べてた。チキンとか」と、安定の返答。ジョンフンによると「1日5食食べる」そうだ。

またジョンフンの「Kingdomやりたくない、って言ってたのに何でコラボステージとか出たの?」という質問にホンギは「その理由?びっくりすんな・・・契約的にやらなきゃいけないから」といつもの調子で軽く流して笑いを呼ぶ。

「Kingdomが近づいてくると事務所からめっちゃ電話がかかってくる。最初1,2回は『やりません』って返事をする。すると事務所から荷物が届く。ビールとか、服とか。カネじゃないもの。でも、そうすると・・・心が弱いじゃん?」と、コラボステージを承諾した経緯を暴露。こんな話を流ちょうな日本語で楽しませてくれるMCもFTISLANDのライブの魅力だ。


フルライブに比べて短いKingdomのステージでは、ノレる曲の目白押し。タオル回しの定番「Shinin' On」や、韓国でリリースしたアルバムのリード曲「Take me now」など休む暇を与えずロックな曲で押してくる。

そして今やファンの間では定番となった「最後の曲なんですけど」「OK!」のレスポンス。そのラスト曲「PUPPY」で、ホンギが今話題の「マネキンチャレンジ」に挑戦しようと提案。綿密な説明のあと、最初にホンギが自分のスマホで撮影。「めっちゃいいぞ!これやばいよ」と喜びを隠せない様子。そして「みんな、もうちょっと自分の行動を派手にした方がいい」という注文も。「(撮っている間)息もするな、目もつむるな!」と言ったものの、カメラマンの撮影が思いのほか長く「遅いよ!」と一回目はNG。そして2度目のチャレンジ。大成功をおさめたその様子はメンバーのインスタグラムを通じて公開されたが、「1万人のマネキンチャレンジ」をやり遂げた後のホンギは最高の笑顔だった。


来年、デビュー10周年を迎えるFTISLAND。節目の年であるとともに、待ち構えている大きな壁をファンも意識せざるを得ない時期になっているが、デビューの頃から変わらない「やんちゃ」な顔とFNCのトップランナーとして後輩たちの「兄貴」としての顔を見ることができた楽しいステージだった。



(Photo: FNC Music Japan )

(Texted by Yuki.A)


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